本記事では私のトレードの土台となっている手法『サイクル理論』をご紹介します。
動画による解説
サイクル理論とは
相場は一定のサイクル(周期)でボトム(安値)をつける現象
サイクルの構成
(一般的なサイクルの種類や周期)
サイクルの大きさ | サイクル種類 | サイクル周期(目安) |
大 | 長期サイクル | 30週以上 |
↓ | プライマリーサイクル | 18~30週 |
↓ | メジャーサイクル | 6~18週 |
↓ | トレーディングサイクル | 2~6週 |
↓ | アルファサイクル | 1~2週 |
小 | ベータサイクル | 2~6日程度 |
サイクル強気相場の特徴
ボトム(安値)から次のボトム(安値)までのサイクルは、中間点より右側でトップ(高値)をつけるライト・トランスレーションの傾向があります。
さらに強気相場の形状は次の3パターンに分類され、各パターンごとに特徴があります。
パターン1(3位相構成)
強気相場 パターン1 特徴 |
⑴大サイクルの中に小サイクルが3つ存在する(3位相構成) |
⑵最安値はサイクル開始時につける |
⑶小サイクルである1・2位相のトップはライト・トランスレーションの傾向 |
⑷小サイクルである3位相のトップはレフト・トランスレーションの傾向 |
⑸大サイクルのトップはライト・トランスレーションの傾向(小サイクル2位相か3位相中にトップをつける) |
⑹小サイクルのトップとボトムは切り上がっていく傾向 |
パターン2(2位相構成)
強気相場 パターン2 特徴 |
⑴大サイクルの中に小サイクルが2つ存在する(2位相構成) |
⑵最安値はサイクル開始時につける |
⑶小サイクルである1位相のトップはライト・トランスレーションの傾向 |
⑷大サイクルのトップはライト・トランスレーションの傾向(小サイクル2位相中にトップをつける) |
⑸小サイクルのトップとボトムは切り上がっていく傾向 |
パターン3(コンビネーション)
強気相場 パターン3 特徴 |
⑴3位相構成(パターン1)と2位相構成(パターン2)の混合型 |
⑵最安値はサイクル開始時につける |
⑶小サイクルである(3位相構成の)1位相のトップはライト・トランスレーションの傾向 |
⑷小サイクルである(3位相構成の)最終位相のトップはレフト・トランスレーションの傾向 |
⑸大サイクルのトップはライト・トランスレーションの傾向 |
⑹中間地点で深いボトムをつける傾向(2位相構成の1位相ボトム) |
その場合、特徴の見分けが難しくなります。
サイクル弱気相場の特徴
ボトム(安値)から次のボトム(安値)までのサイクルは、中間点より左側でトップ(高値)をつけるレフト・トランスレーションの傾向があります。
さらに弱気相場の形状は次の3パターンに分類され、各パターンごとに特徴があります。
パターン1(3位相構成)
弱気相場 パターン1 特徴 |
⑴大サイクルの中に小サイクルが3つ存在する(3位相構成) |
⑵大サイクルのトップはレフト・トランスレーションの傾向(小サイクル1位相中にトップをつけやすい) |
⑶小サイクルである1位相のトップはライト・トランスレーションの傾向 |
⑷小サイクルである2・3位相のトップはレフト・トランスレーションの傾向 |
⑸小サイクルのトップとボトムは切り下がっていく傾向 |
⑹最安値はサイクル終了時につける |
パターン2(2位相構成)
弱気相場 パターン2 特徴 |
⑴大サイクルの中に小サイクルが2つ存在する(2位相構成) |
⑵大サイクルのトップはレフト・トランスレーションの傾向(小サイクル1位相中にトップをつける) |
⑶小サイクルである2位相のトップはレフト・トランスレーションの傾向 |
⑷小サイクルのトップとボトムは切り下がっていく傾向 |
⑸最安値はサイクル終了時につける |
パターン3(コンビネーション)
弱気相場 パターン3 特徴 |
⑴3位相構成(パターン1)と2位相構成(パターン2)の混合型 |
⑵大サイクルのトップはレフト・トランスレーションの傾向 |
⑶小サイクルである(3位相構成の)1位相のトップはライト・トランスレーションの傾向 |
⑷小サイクルである(3位相構成の)最終位相のトップはレフト・トランスレーションの傾向 |
⑸中間地点で深いボトムをつける傾向(2位相構成の1位相ボトム) |
⑹最安値はサイクル終了時につける |
その場合は、強気相場同様に特徴を見分けるのは困難です!
サイクルその他の特徴
オーブ(許容範囲)
支配性と歪み
大サイクルはより小さいサイクルを支配します。
(大サイクル > サイクル > 小サイクル)
そのため大サイクル期間が終了する時は、サイクル期間と小サイクル期間を飲み込み、それらのサイクルが終了するであろう時期を歪めてしまいます。
サイクル理論の相場考察
管理人がサイクル理論の視点から相場を考察している記事あります良かったらご覧下さい。
サイクル転換手法
サイクル理論でトレードする場合は、ボトムやトップからの「相場の転換を狙う」いわゆる逆張り戦略となります。 何本かのローソク足で出来上がった特定の形をチャートパターンを呼び、相場の転換時は、チャートパターンが多く出現します。 今回[…]
サイクル理論でトレードする場合は、「相場の転換を狙う」いわゆる逆張り戦略となります。 転換時は意識されるラインもあり、サイクルトレードではラインとサイクルボトム・トップを起点とした転換を組み合わせてトレードしていきます。 ライン[…]
サイクル理論でトレードする場合、「相場の転換を狙う」逆張り戦略が基本となります。 この逆張り戦略でインジケーターをどのように利用していくかが今回のテーマです。 『どれが優れているか』という判断は、使う人によって異なりますが、ここ[…]
サイクル教材のご紹介
サイクル理論でトレードしてきたノウハウを詰め込んだ管理人が発行する教材があります。。よりサイクルを学びたい方は是非ご利用下さい。
これからどのようなチャートが描かれるのか分かったら楽しいと思いませんか?
サイクルを学んでいくと、これから先のチャートをイメージしやすくなります。
ここではサイクル理論をベースに、より深く学びたい方へ教材をご紹介しています。
[…]