サイクル理論でトレードする場合は、「相場の転換を狙う」いわゆる逆張り戦略となります。
転換時は意識されるラインもあり、サイクルトレードではラインとサイクルボトム・トップを起点とした転換を組み合わせてトレードしていきます。
ラインは、トレード分析の基本となるもので、高値と安値を線で引くというシンプルなうえにトレンド方向の分析にも適した優れたツールでサイクルとの相性もよいものとなっています。
動画による解説
動画でも解説していますので、併せて学習することでより理解を深めることができます。
トレンドライン
トレンドラインは高値を更新しているときに安値と安値を結び、安値を更新しているときに高値と高値を結ぶことでトレンド把握を行います。
サイクル視点では、サイクルボトム・トップ付近でトレンドラインを割ることでトレンド反転した可能性が高いと判断します。
エントリー
確定したローソク足がトレンドラインを割った後にエントリーします。
損切りは、仮定したトップ・ボトムあたりを目安に行います。
トップ・ボトムを大きく更新した動きになるようなら、再度、トレード計画を練り直しましょう。
ーラインは損切りポイント
チャネルライン
トレンドラインに平行のラインを1本引いたものを合わせてチャネルラインと言います。
トレンドラインとは逆の高値安値を結んだ時に2本のライン間をローソク足が上下行ききするのが特徴です。
サイクル視点ではサイクルボトム・トップ付近で、トレンドラインを割ることでトレンド反転した可能性が高いと判断します。
エントリー
エントリーはトレンドライン同様に確定したローソク足がトレンドラインを割った後と、一旦戻しを待ってから行う方法、さらにトレンドラインとは逆のラインにタッチの時にエントリーする方法があります。これはトレンドラインを割る前のエントリーでサイクルボトム・トップに近い位置であることからリスクリワードが高くなり利益も大きくなりますが、その分勝率は低くなるのが一般的です。
トップ・ボトムを更新し損切りになった場合は再度、トレード計画を練り直しましょう。
ーラインは損切りポイント
水平線(レジスタンスライン・サポートライン)
水平線は高値と高値、安値と安値を、水平の線で引いた時に結ぶことができる線のことです。
水平線で現在値よりも低い位置で引ける水平線をサポートライン、高い位置で引ける水平線をレジスタンスラインと言います。
サイクル視点ではサイクルボトムはサポートライン付近、サイクルトップはレジスタンスライン付近で反発した時にトレンド反転した可能性が高いと判断します。
エントリー
エントリーはトップ・ボトム後の水平線の反発を確認した後に行い、トップ・ボトムを大きく更新してくるようなら損切りをしましょう。
ーラインは損切りポイント
最後に
ラインは優れたツールで、ラインを引くことでエントリーポイントは明確になります。
ですが「ラインに到達した」「ラインを割った」を根拠にエントリーするのではなく、サイクルと組み合わせエントリーポイントを厳選することで、より効果的なトレードができます。
より高い優位性をもってトレードしましょう。