あなたはなぜトレードをはじめましたか?
多くの人は「お金が欲しいから」という答えを出したのではないでしょうか?
矛盾しているようですが「欲しがらない」ほうが手に入るという考え方があります。
それは古代中国の思想家で道教の創始者であると言われている老子が書いた老子道徳経という書物に書かれています。
そんな考え方が、トレードの「お金が欲しい」という欲望と密接した関係があります。
欲しがる心が大きい人は自分のことしか考えていない
「お金が欲しい」
「たくさん欲しい」
そんな思いがを多く持っている人は『執着心が強い』という共通点があります。
執着心がありすぎる人の頭の中は『自分のこと』しかありません。
『自分さえよければそれでいい』
『自分が幸福になることが最優先』
という考え方が身に付いてしまった人なのです。
執着心から離れるには、
『周りの人たちに目を向ける』
『身近な人の気持ちを察してあげる』
といった習慣を持つことが大切です。
待っていると向こうからやってくる
欲しいものをこちらから奪いにいくという行為は「早く欲しい」という心の表れです。
急いでいる心は、次第に『焦り』を生みだします。
そうゆう時は、何も手に入らないものです。
むしろ、半分あきらめた心境でいる方が手に入ったりします。
そしてそんな気持ちでいる方が、もし不運な結果になった場合の受けるショックに少なくて済みます。
「また次頑張ればいいや、そのうち来るだろうと」未来を前向きに捉えることができます。
また欲しいと思う心を捨て、平常心で淡々と事を進めていた方が、実際に来たときの方が大きな幸福と満足感が得られるものです。
自分に見合ったものにする
例えば、年収が1千万円の人が幸せを実感できない場合は、年収1億円の人でないと得られないものを欲しがるような背伸びをした生活を望みます。
そうゆう人は収入が多くなっても心が満たされません。
なので自分の生活に幸せを感じることができません。
一方で自分の年収に見合った生活を心掛けている人は、年収が低くても幸せに生活している人です。
欲張らず、自分の年収で実現できる生活を満足していきましょう。
トレードも欲張る心を持ってはいけいない
トレードは続けていると一時的に勝てる時があります。
そこから発展して、お金が増えた⇒もっとお金を増やしたい⇒遊べるほどたくさん儲けたい
と『欲しがる心』を大きくさせると、次第に無茶なトレードをするようになります。
そして『欲しがる心』を上手くコントロールできない人は、いずれどこかで大きな損失を出してしまうでしょう。
老子の『欲しがらない』考え方が、ここでも生きてきます。
あまりお金儲けばかり考えるトレードではなく、自分に身の丈にあったトレードをしていれば、利益は向こうからやってくるものです。