前回の概要
前回考察した内容
≪【ドル円考察(20210320)】[サイクル理論]メジャーサイクルボトムに向けて下降転換中か≫では
急騰続きだったドル円もメジャーサイクルの時期が近く、近いうちに下降転換するのではないかと考察していた。
[サイクル理論]
<長期サイクル>視点
〇2020/03/9からスタートした長期サイクルは、2位相構成のPCで構成される。サイクルの形状も類を見ない歪な形状で、強気相場か弱気相場か現段階では判別ができない。
サイクルスタート時につけた直近高値111.5円を超えてくるようなら、ライトトランスレーションとなり現サイクルは強気相場と判定できる。逆に弱気相場と判定するのはサイクルスタートの101円付近を下回った時だ。
【画面クリックで拡大可】
[▲は強気相場、▼は弱気相場]
[縦ライン(破線は2位相)はサイクルボトム]
<プライマリーサイクル(PC)>視点
〇2021/1/6からスタートしたPCの内部構成は、現段階では何位相構成か確認できない。
<メジャーサイクル(MC)>視点
〇2021/1/6にスタートしたMCを3位相構成と仮定した場合、1位相がそろそろ終わる時期である。
<ハーフプライマリーサイクル(ハーフPC)>からの視点
〇現段階では時期が早く確認できない。
その他分析(テクニカル等)
【週足チャート から】
・2015年7月あたりのトップとした下降ラインを引いた場合、現在上抜けてから戻してラインにタッチ、いわゆるレジサポ転換後のサポートラインにタッチしている。
・150日移動平均線が過去から意識されている、前述同様に上抜け後に戻してラインタッチしている。
【画面クリックで拡大可】
【日足チャートから】
・2021年1月6日の102.5円付近~3月末111円付近にフィボナッチリトレースメントを設定した場合、23.6%を下抜けてきたが特に意識された動きは確認できていない、38.2%付近には過去に意識された平行線が存在している。
考察・見解
長期視点(週足)では、現在の長期サイクルは強気相場になるのではないかと推測している。なぜなら1月からスタートしたPCは期間的に序盤であり、まだ伸びしろが大きくある。4月から現在までの下落は調整(MCボトムに向けた下落)と考えている。今後直近高値の111.5円付近を超えてくるようなら、長期サイクルは形式的に強気相場判定される。
一方、弱気相場と判定されるまで円高にも向かいづらいと推測する。現在世界的に感染者が広がりつつある状態でも、為替はその影響を受けておらず、ファンダメンタル的にも円高要素が現時点では見当たらない。
テクニカル分析では下降トレンドラインや平行線のサポートが存在する。それに反発して上昇するようなら、かなり急騰になる可能性を秘めている。
中期視点(日足)では、MCが何位相になるかは、現段階では分からないが、3位相MCである場合、4月上旬にボトムをつける予定だ、もしそうであれば、現在はオーブ中であり近日中にボトムをつけるだろう。2位相構成のMCだった場合、ボトムはもう少し先となり、下落基調はまだ継続するだろう。
3位相、2位相どちらにせよ、テクニカル分析では、直近のサポートラインはフィボナッチリトレースメント38.2%付近だ、それらが意識されているならボトムをつけにそこまで下落する可能性がある。
一言でまとめると『MCボトムをつけた後は、大きく上昇するのではないか』が個人的な見解である、現時点ではそれを背景にトレードプランを立てていく。