それぞれのスタイル

相場の季節性を知っておこう

日本には四季という様々な季節があります。

例えば『7月に入ると梅雨が明け暑い夏がやってくる』というのは自然に分かりますよね。

相場にも季節が存在し、それは企業決算や長期休暇などがあります。

例えば『~月は長期休暇があるから海外旅行に行く人達が多くなる』

『外国でご飯を食べたりお土産を買ったりするのに日本円では決済できない』

『そのため、日本円を売って外国通貨を買う行為から円が売られやすくなる

こんなパターンがあれば知っているだけでも大いにトレードにも役立ちます。

月ごとに区分して説明していきましょう。

1月相場の特徴

欧米企業の多くが12月決算のため、新期のスタート月。

前年度の12月後半で出来た流れを休暇から戻ってきた大口の投資家達がそのまま1月も受け継ぐことが多い。

欧米の機関投資家は、日本の正月休みに入っている間、大きく相場動かしに来る場合がある

2月相場の特徴

イベント的には相場を大きく動かす要因は少ないものの、1月からの流れを継続する場合が多い。

3月相場の特徴

日本企業の多くが3月決算。

期末に向けて、海外取引で得た外国通貨を日本円に換えるため『円買い』の動きが見られる。

ちなみに3月は欧米企業の四半期末にも相当する。

4月相場の特徴

日本企業の新期のスタート月。

中旬から新規の投資資金が市場に流入してくる。

後半からゴールデンウィークが始まるため、海外旅行者が海外で営利を活発化させる。

そのため『円売り』と外国通貨を買う動きが見られる。

5月相場の特徴

初旬は日本のゴールデンウィーク。

それが明けると、一部の国内機関投資家が年金など新規投資資金による投資を開始する。

6月相場の特徴

欧米企業の四半期決算。

若干の調整が起きやすい時期。

7月相場の特徴

大きなイベントは無く、あまり動きがない相場になりやすい。

8月相場の特徴

夏休みシーズンで、欧米では1ヵ月程度の休暇を取る人たちもおり、企業の活動が鈍化する。

相場も方向感が無くなる時期。

9月相場の特徴

日本の企業の中間決算月であると同時に、欧米企業の四半期決算でもある。

本決算のミニチュア版のイメージで基本的には3月に近い動きを見せる

10月相場の特徴

日本企業の下期スタート。4月と似た様な動きを見せる

11月相場の特徴

後半はアメリカの感謝祭による休暇がある。

休暇前までポジション調整の動きが起こりやすい。

12月相場の特徴

欧米企業の決算月。

欧米企業の自国内への利益送金が起こるため、自国通貨買いと『円売り』になりやすい。

外資系金融機関のトレーダーは休暇に入るため、クリスマスに向けてポジション調整が起こりやすい。

日本はボーナス時期と年末に海外旅行が重なり『円売り』になりやすい。

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サイクルトレーダーbaku

FXを始めた当初は、希望に満ち溢れていましたが、いざフタを開けてみると、全く勝てず、数年負け続け、一戸建てが買えるほどの金額を失ってしまいました。 欲望の赴くままではどうしても勝てないことを知り、自分の弱さの克服、客観的なものの見方を学び、立て直しすることが出来ました。 当ブログでは、自分が今まで歩んだ道を記し、自分なりの視点から相場情報発信しています。訪れた方の少しでもお役に立てれば幸いです。

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