相場参加者を区分すると『仕掛ける人』と『仕掛けられる人』の2種類が存在します。
主な『仕掛ける人』は大きな資金を持った投資家やヘッジファンド。
主な『仕掛けられる人』は普通の人々、つまり一般大衆。
そして投資やFXで負ける人の多くは一般大衆と言われます。
なので「一般大衆の逆のことをすれば勝ち組になれるじゃん」と安易に思った人は要注意です。
実はこれにはカラクリが存在するのです。ヒモ解いていきましょう。
大衆心理の法則
相場を動かしているのは、一見投資家やヘッジファンドなど『仕掛ける人』と思いがちですが、その人たちはきっかけを与えてるに過ぎません。
参考リンク【ヘッジファンドとダマし】
そしてきっかけはチャートの動きあり、それを機に大衆心理の法則の力が働き相場を形成していくのです。
大衆心理の法則のうちいくつか紹介していきましょう。
思考が単純化する
1人のときは冷静に物事を決める人でも、群衆の中にいると周りの意見や考えに流されてしまい、あまり物事を深く考えなくなってしまう傾向があります。
トレードで例えると「チャートが急に動き出した!飛びつかないと置いていかれる💦」と飛び乗ってしまう行為。
無意識のうちに思考が単純になり、目に前のことに振り回されてしまいます。
道徳性が低下する
群衆の中にいると無責任な言動をとる傾向があります。
トレードで例えると「みんなが買いポジションを持っていると言うから、自分も買いポジションを持っていれば買えば安心!(^^)!」という心理です。
『赤信号、みんなで渡れば怖くない』と言葉がありますが、まさに道徳性の低下が原因です。
感情的な動揺が激しくなる
興奮状態にある人たちの中にいると、普段は大人し目の人でも感情の動揺が激しくなり興奮状態になりやすい傾向があります。
トレードで例えると「チャートが激しく乱高下しているΣ(・□・;)ここで上手く波に乗れれば大きく儲けることができるぞ」という心理です。
相手の気持ちになって考える
相場で勝つには仕掛ける側にならないといけない。ではどうやって?
単純に一般大衆と逆のことをすれば良いという訳ではなく『大衆心理はどう考える』かを考えることが必要です
例えば「ここでみんな恐怖を感じているな?」とか、群集心理のパターンを分析する必要があるということです。
会社や学校で多数決などとる時に、みんなならこの意見がしたいのだろうと、日常でも大衆心理を読む訓練はできます。
日頃のトレーニングを行ってみましょう。