脳回路

分かっているけどナゼできない〈脳内メカニズム〉

投資FXでテクニカル分析をある程度覚えていくとある壁にぶつかります。

それは『メンタル』と言われています。

損切りポイントまで来たけど出来なかったり、チャートを見ていたら急にエントリーしたくなり、衝動に駆られ無計画でトレードしてしまったり、後から「分かっていたのになんでできなかったんだろう」「メンタルをもっと強くしないとダメなんだ」と思ったりします。

今回はそんなメカニズムを解説していきたいと思います。

脳は3つの構造で出来ている

脳は下の3つの構造で成り立っています。

本能を司る爬虫類脳・・・・トカゲやヘビなど。『食べる』『生殖』など常に生存本能で生きている生物の脳
感情を司る動物脳・・・・イヌやネコなど。飼い主には『喜んだり』見知らぬ人には警戒して『怒ったり』感情気分などの脳
思考を司る人間脳・・・・人間。動物より高度で『考えて学習したり』『人とコミュニケーションを取ったり』記憶、思考、理性、論理の脳

爬虫類、動物、人間という3つの生き物の脳が、我々の脳に組み込まれ、切っても切れない関係にあります。

脳には力関係が存在する

3対3の綱引きそれぞれ3つに区分されている脳は、力関係が存在します、強い順に左から並べると

爬虫類脳 ≒ 動物脳 >>>>>>> 人間脳

動物脳は爬虫類脳と同じくらいの力ではありますが、生存本能である爬虫類脳の方が強いです。

そして大きく離れて人間脳があります。人間脳は一番頭がよく優秀ですが、最弱で爬虫類脳の命令には絶対服従させられます。

動物脳はコントロール可能

爬虫類脳と動物脳は潜在意識の中にあるとされ、人間脳は顕在意識の中にあるとされています。

潜在意識は『無意識』顕在意識は『意識』という言葉に変えることができます。

人間脳は意識的なのでコントロールができますが、対照的に無意識な爬虫類脳と動物脳はコントロールができません。

と言うものの動物脳に限っては『原則と言葉が頭に付きます。

つまり、動物脳をコントロールすることが可能なのです。

 

トレードでは動物脳のコントロールが鍵

コントロールが重要動物脳は『感情』を司る脳です。冒頭にトレードは『メンタル』の強化が必要と話しましたがここに繋がります。

何もしなければ動物脳(感情)は爬虫類脳(本能)に支配されて無意識のままトレードしてしまいます。

動物脳をコントロールすることは、感情を持つ人間である以上、至難の業ですが、それが出来るようになればトレードを有利に進めることができるはずです。

「今は動物脳の力が強いから、そうゆう気持ちになっているんだ」と客観的に思えるように意識する訓練を続けると普段とは違った目線でトレードができるようになっていきます。

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サイクルトレーダーbaku

FXを始めた当初は、希望に満ち溢れていましたが、いざフタを開けてみると、全く勝てず、数年負け続け、一戸建てが買えるほどの金額を失ってしまいました。 欲望の赴くままではどうしても勝てないことを知り、自分の弱さの克服、客観的なものの見方を学び、立て直しすることが出来ました。 当ブログでは、自分が今まで歩んだ道を記し、自分なりの視点から相場情報発信しています。訪れた方の少しでもお役に立てれば幸いです。

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