こんにちはbakuです。
はじめましての記事で紹介したとおり、FXで借金を抱えてしまい、弁護士さんに相談することとなりました。
今回はそれまでの経緯について書いていきます。
FX借金による苦悩
借金で首が回らなくなってしまい、生活費にも影響が出て、食費も削らなければならない状態となりました。
法的処置という方法を考えたものの
「本当にこれで良いのか?」
「副業をして返済していこうか?」
「でも会社は副業は禁止…もしバレたらさらに大事になってしまうのでは..」
色々なことが頭の中で堂々巡りし、不安定な精神状態のまましばらく過ごしていました。
弁護士探索スタート
「考えていてもしょうがない!」
「とりあえず行動せねば!」
と自分を奮い立たせ、まず弁護士に相談することを決めました。
今はインターネットで簡単に弁護士を検索するとができます。
実際に検索するとあまりの件数の多さに驚きました。
件数が多いと迷うところではありますが、
弁護士でも得意不得意分野があり、ホームページでも『当事務所は~実績多し』など得意分野をアピールするというのが定石です。
実績、支払う報酬額、場所などを限定し検索していくうちに段々と絞られてきますが、正直なところ似たり寄ったりで迷います。
bakuは最終的に、ホームページの印象も良く、複数の弁護士を抱える同市内の弁護士法人に予約の連絡を入れました。
FX借金の自己破産は難しい
予約当日、弁護士法人の事務所のドアを叩き、対応してくれたのは30代くらいの男性の事務職員の方でした。
複数の弁護士を抱える弁護士法人と言っても数人です。
その事務所は最初の窓口として一般従業員が対応する形式のようでした。
個室に案内され、まずは書面を渡され記入して下さいとのこと。
内容はどのような経緯で借金をしたのか、借入先はどこなのか、どれくらい借金をしているのかなどの質問でした。
記入後は1対1で対話です。
書面に記入した順にさらに具体的な質問に発展していきました。
借金を背負うまでの経緯を話したところ
「私もFXをしていた時期がありましたが勝てないと悟り早々と辞めましたよ」
と少し呆れた感じで冷笑されてしまいました(-_-;)ちょっと感じ悪かったです。
そして借入の話のやりとり後、事務職員からは最初に『任意整理』について話をされました。
任意整理とは、bakuと借入会社との話し合いによる方法で法的な処置を取らずに、利息をカットして元金のみ返済という内容でした。
しかし3年程度で完済することが条件で、その方法では月々の返済額が10万円を超えてしまい、現状の返済負担とあまり変わらず、厳しい条件でした。
bakuから「自己破産はできないか」と尋ねてところ、
男性事務職員は
「FXで借金した場合、自己破産は難しい」
「可能性がゼロではないが、当事務所では、受けることが出来ない」
「当事務所で任意整理を行うか、または他の弁護士さんにお尋ね下さい」
と言われてしまいました。
大きな事務所は、確かな実績作りも必要なためか、危険な橋は渡らない方針なのでしょうか…(-_-;)
ショックと困惑でしばらくは呆然となり、その日はそのまま帰宅し寝込みました( ;∀;)
更なる弁護士探索
最初の弁護士事務所の「または他の弁護士さんにお尋ね下さい」という言葉は、
bakuの中で『突き返された』という思いが強く、再度訪問しようとは思いませんでした。
そしてインターネットでの弁護士検索を再び開始し、今度は対照的に少数で営んでいる弁護士を探しました。
何気にとまったのは、若く誠実そうでほほ笑んだ弁護士さんの写真でした。
事務所自体のホームページはなく、弁護士の紹介を一覧にしているサイトでした。
私の中では印象は良かったものの、事務所の規模などまったく分からない状態でしたが、
とりあえず相談と思い電話を入れました。
少し年配の女性の声で「~法律事務所でございます」と丁寧で落ち着いた感じの対応でした。
「インターネットを見て連絡しました、債務相談の予約をしたい」旨の内容を伝えると、
スムーズに事を運んでもらい訪問の予約ができました。
訪問にあたり、Googleストリートビューで住所を入力したところ、急に不安になってしまいました(-_-;)
と言うのも建物の外観は汚ない黒ピンク、当初はキレイなピンク色だったと思いますが、
何十年も経過しているようでもはや廃墟ビル‼ (大丈夫なのかっ?!(゚д゚)!)
場所は最寄り駅の近くで駐車スペースもありません、近くのコインパーキングに駐車し徒歩で目的の建物に向かいました。
外観はGoogleストリートビューで見た時より、さらに廃墟感が増していました。
恐る恐るドアを開け「予約したbakuです」
すると奥から30歳半ばくらいと思われる男性が「お待ちしていましたーどうぞー」
(声を聞いたとたん エッ(゚д゚)!)
なんと予約電話した時に対応してくれた女性(と思っていた)の声でした。
外見はロン毛、ゲジ眉毛、眼鏡、まさにお笑いコンビ、ロッチの中岡さん!怪しさMAXでした(笑)
しかしかなりの低姿勢‼ギャップに次ぐギャップ(゚Д゚;)!!
でもなんだか自然にリラックスすることができました(*^-^*)
30歳半ばくらいと思われる男性(以下、法律界のロッチ中岡さん)には、前回同様に経緯をひと通り説明しました。
最初に訪問した事務所と似たような内容になるのかなぁと思っていましたが、違った方向になりました。
それは個人再生という方法。
個人再生は、破産とは違い、借金が全額免除になるわけではありませんが、借金の経緯と理由は問われないことでした。
なんだか希望が見えてきました感じがしました。
そして自己破産についても相談しましたが、私のケースでは申請はしない方が良いとのこと。
理由は、FXで破産申請が通らなかった場合、個人再生で再度申請すると通るものも通らない可能性があり、加えて借金額と収入のバランスを考慮した上での判断でした。
やはりFXの借金による自己破産は条件が厳しいようです。
確実に前回の事務所の対応とは違うΣ(・ω・ノ)ノ!
もはや法律界のロッチ中岡さんは神様にしか見えませんでした。
baku「宜しくお願いします!!!」
一気に肩が軽くなった気がしました。
「最後に、委任契約を締結しますので、少々お待ち下さい」と法律界のロッチ中岡さん
そうすると奥からもう30代と思われる一人男性がひょこっと出てきました。
委任契約書を持って、ここでやっと弁護士さん登場ですΣ(・ω・ノ)ノ!
どうも奥で聞き耳を立てていたようです(笑)
ボソッと「弁護士~と申します。契約書の内容を確認の上、記入と押印をお願いします」
なんかインターネットで見た写真のイメージと違う(^^;)
とは言え、契約を結びこれからの方向性が決まりました。
(クリックすると拡大します)
借金で悩んでいる方へ
なかなか文字では伝わらない部分もありますがbaku自身相当悩み考えました。
ただ『相談する』という行為で、何か胸に詰まっていたものをスゥーと取り除かれたのは確かです。
結果、期待していた内容とは違っていても別の新たな選択肢が現れるものです。
なので悩んでいる方は、まず相談する一歩を踏み出しましょう。
また、誰に相談するという点も考えなくてはなりません。
会社の人や単なる友達は避けた方が良さそうです。人づてで広まる可能性があります。
家庭を持っている方で、家族には個人再生は内緒で進めているという方もいらっしゃいますが、毎日バレるか不安な日々を送っているようです。
内緒にしていたことが後々問題にならないように正直に話し理解してもらうことを願います。
bakuは独り身で弁護士さんだけ相談しました。そして結果良かったと思っています。
弁護士さんに相談する場合、今回のbakuのように複数の弁護士さんに相談することをお勧めします。
(少し高額な商品を買うように、色々なお店に寄って品定めするように)
弁護士も人間です、思考や戦略は十人十色。
よく内容を確認してからでも遅くはありません。
そして今回改めて感じたのはフィーリングが結構大事であるということ。
しばらくはお付き合いしていく関係ですので、ウマが合わなければ進むものも進まないです。
実際に会い、自分の感覚に従い、この人ならいいかなっと思う方にお願いするのも重要かと感じました。
今回はここまで(@^^)/~~~